statement
絵が自然に生まれたのは、
ある静かな夕方、柔らかく1日が終わろうとしているときのことでした。
小さい時から絵が大好きだったけれど、
なかなか本格的に描きはじめる機会が無かった私に
主人が12色入りのクレヨンをプレゼントしてくれたのです。
それはとても小さくて、喜びながら工夫してみると
想像もつかなかったくらい様々な表現ができ、夢中になりました。
色んなものごとには、その瞬間ですら、
その前からの気配が二重映しになって響いてくるような気がする時があります。
いつか夢で見た場所、もう見ることが出来ない風景、
いろいろな物語や気持ちを色で重ねていくうちに、
気がついたら絵がたくさん出来ていました。
夢の中で、ピカソに会ったことがあります。
そのとき、
「いい絵を描いたら、それは光になって、もう体がこの世にない人にも届くんだよ」
と教えてもらいました。
その光は、かつて生きていた人たちの慰めになるんだよって。
私は絵を描くとき、このことを一番大切にしています。
吉田瑠美
My drawing was naturally born in one afternoon,
it was almost a time slowly and softly closing one day.
I loved drawing pictures, but not much opportunities to do.
One day my husband present me a 12-colored crayons!!
They were so tiny and cute, I love it so much,
and find many ways with joy.
I feel things echo in many ways.
Even at that moment, at the same time,
a sign of the past melts into the air and echoes back to me.
The place I have seen before, the scenery I can't see any more,
I have drew many stories and feelings with colors,
and now, I found that I draw many pictures.
I met Picasso in a dream, and he taught me,
"If you draw good pictures,
it will become the light and reach to
the people, who no more have body in this world.
The light will become the consolation
for the people who had lived in the past."
These words are really the most important for me when I draw pictures.
Rumi Yoshida
畫的創作是自然而然地產生的,
在一個寂靜且溫和舒適的夜晚,在一天即將結束的時刻。
我從小就喜歡畫畫,但沒有全心全力地投入繪畫的機會,
真正的機緣是從我先生送我12色蠟筆開始的。
蠟筆又小又精緻,我很高興地試著使用之後,
被其能以各種不可言語且難以想像的表達魅力所吸引了。
在很多事情上,即使在當下那一刻發生,
有時在我腦海彷彿有似曾相似的雙重感受。
曾經在夢中見過的地方,再也看不見的風景,
我用色彩畫出了許多故事和心情,
不知不覺中我完成了許多的畫作。
我曾經在夢中見過畢卡索。
那時,畢卡索在夢中給了我一個啟示
「當畫出一幅好畫時,它將變成一道光,這一道光能傳達到身體已不在這世上的人那裡」
那一道光將成為曾經來到這世界的人們的安慰之源。
這是我畫畫時最重視的事。
吉田瑠美